コマ撮り映像作成がとっても手軽にできる!〜直感的で簡単操作のStop Motion Studio


コマ撮りのアニメーション、「ウォレスとグルミット」や「ひつじのショーン」でおなじみのアードマン社の作品やNHKのEテレなどで、プロクオリティの作品に触れることが多くみなさんお馴染みだと思います。

びっくりするほど簡単操作!

コマ撮りは、ちょっとずつ動かしながら撮影したバラバラの写真を連続で再生しているだけというシンプルな仕組みですが、自分で撮った写真を映像編集ソフトでつないで…………とやるのはなかなか面倒な作業です。
これを簡単操作で手軽に作れるおすすめアプリが「Stop Motion Studio(ストップモーションスタジオ)」。操作がとても直感的で、一度慣れれば子どもが一人で作るのも簡単です。

こんな風にしてアプリを起動したら、スタンドに立てて固定してカシャカシャと気の向くままにコマ撮りしていくだけ。

motionstudio

再生して試しながらすいすい作っていけます。
位置を確認できるように前のフレームを透けて見える状態で撮ったり制作用にグリッドを表示させることもできます。1秒に何コマ再生のモードにするかも簡単に設定を変更できますから、基本的なコマ撮りアニメーションを作るのに困る点はありません。

例えばこんな作品

今回デモ用に極めて短時間でちょっといい加減に作ったのがこちら。

こちらは、5年ほど前に子どもと一緒に作ったもの。

当時はまだ小さかったので、親の私も一緒に随分手をだしましたが、これ以降、まねをして自分で似たようなものを好き勝手に作るようになりました。

音が入っていますが、音入れもとても簡単です。
出来上がった作品を再生しながらそのままその場で音声を録音できるので、後加工をするという感覚ではありません。

物を動かすだけではなく、オーソドックスなクレイアニメもクオリティを追求しなければ、かなり気軽に実現できます。

作品作り、学校の活動、家での遊びに……応用範囲が広い!

コマ撮りアニメは物を動かすだけでなくいろいろなアイディアの実現が可能です。
コマ撮りなら、ブロックの制作過程を手無しで撮影していくことも、文字や絵を少しずつ書き足して撮影していけばちょっとおしゃれなオープニング動画も作れます。トリック系の不思議動画を作るのもとても楽しいです。

「ピタゴラスイッチ」や「デザインあ」で見たことがあるようなコマ撮り作品にも手軽に挑戦できますよ!もちろん、壮大な作品には根気と時間が必要ですが……。

学校の活動に取り入れるのにもぴったりです。

例えばグループで作品作りをする場合、ストーリーを考えたり撮影の役割分担をしたりする必要があるので、物語の構成力、造形や映像構成の力、複数人でプロジェクトを進める力、と全方位的な力が求められる環境を自然と作ることができます。

ストーリーテリングとかクリエイティブな方面だけでなく、計算の仕組みを図解するとか理科や社会で学ぶ仕組みを図解するような動画を作る課題も面白そうです。

家庭で親子でやるのもとっても楽しい。短時間試してすぐに結果が見られるフィードバックの早さと修正の容易さは小さな子にもぴったりです。

小さな子どもが自分ひとりで作りたがる場合は、位置がずれたり動かす距離が長すぎていまいちなクオリティになるのが常ですが、コマ撮りを体感するだけで十楽しい体験です。クオリティより自主性を尊重して、それで完成として楽しみましょう。親クオリティで作りたい場合は、別途、アイディア出しは子ども、制作の仕切りは親で、子どもに出演や音声入れ、画面操作を担当してもらうなどの共同制作で楽しむのがおすすめです。

先日、息子が遊びにきた友達と、「シン・ゴジラ」のシーンを再現するといって撮影していましたが、そういう単なる遊び道具としても楽しめます。小学校中〜高学年くらいからそんな風な子ども同士の自発的な使い方も期待できそうです。

アプリの手軽さは武器になる!

このアプリは、こんなに出来がよいのに無料で提供されています。良心的で、広告も出ず使えないほどの機能制限もありませんが、少額のオプション購入(個別だと150円〜、機能パックで600円)でかなりの機能アップが可能です。

背景を抜いて別の画像と合成できるクロマキー(グリーンスクリーン)の機能やサウンドエフェクトなどが使えるようになりますので、無料で試してこれは!と思ったら、オプション購入もするのがおすすめ、作品の幅が広がります。

もう随分前、プロ用動画編集ソフトで、コマ撮り撮影をしつつクロマキー合成して作品作りをしていたことがありますが、その手順とステップを思ったらもう、これは冗談みたいな手軽さです。2000年頃のことですから当時はiPadもiPhoneも手軽なアプリもなく、それしか手段がありませんでしたが、今の時代、わざわざいきなりプロ用のソフトを使いこなせる必要はありません。プロになりたくなったら使い方を覚えればいいだけです。

こういうアプリをどんどん使って、手間は省いて子ども達(に限らず大人も!)が「作ること」にぽんと入っていけることはとてもいいこと。アイディアを形にできる面白さやワクワク感は子ども達にぜひ体感して欲しいことです。ぜひ、気軽に楽しんで欲しいと思います。


狩野 さやか

株式会社Studio947のデザイナー、ライター。ウェブやアプリのデザインを中心に制作全般担当。「ICT toolbox」運営責任として、特に家庭や学校現場でのアイディアや取り組みに注目している。子育て分野では他メディアにコラムを寄稿し、「patomato-ふたりは同時に親になる」を主宰してワークショップ等を行っている。

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