Microsoft Teamsで「あれ?音声が聞こえない!」で困ったらここをチェック〜オンライン授業やミーティングに便利

GIGAスクール構想により小中学校のひとり1台PC環境が整ってきたとはいえ、まだ活用を始めたばかりという学校や地域もたくさんあります。先日、Microsoft Teamsを使ったオンライン授業練習で生徒側の「音声が聞こえない!」の続発にたまたま遭遇しました。実はちょっと設定の選択肢がわかりにくいことが原因。覚えておくと安心な会議の入り方を紹介します。OSはWindows 10でTeamsはデスクトップアプリ版の場合です。

音声は「コンピューターの音声」を選ぶ

❶音声は「コンピューターの音声」を選ぶ

Microsoft Teamsではオンラインでのビデオ通話を「会議」と呼んでいます。「会議」に入るときに音声とカメラの設定を選ぶ画面がでてきます。音声の設定は、次の図を参考に[コンピューターの音声]を選びましょう。

自分のマイクをOFF(ミュート)で入るようにと指示されていると[音声を使用しない]を選びそうになりますが、こちらを選ぶとスピーカーもマイクもOFFになり、音声が聞こえなくなってしまうので注意してください。

❷マイクとカメラのON/OFFを設定

[コンピューターの音声]を選ぶと次の図の通り詳しい設定項目が表示されます。ここでマイクアイコン横のスイッチをOFFに設定すれば自分のマイクがミュートされます。カメラもOFFにしたいときは、左下のカメラアイコン横のスイッチをOFFに設定しましょう。

❸会議に入れたら上部右上表示をチェック

会議に入れたら、画面上部右側の表示を確認しましょう。次の図の通りになっていれば、マイクとカメラはOFFになっています。クリックするたびにONとOFFが切り替わります。自分が発言すべきときは、マイクをONにして発言が終わったらOFFにしておきましょう。

会議に入ったけれど音が聞こえない時は……?

❶のステップでうっかり[音声を使用しない]を選んで入ると、マイクもスピーカーもOFFになって音が聞こえません。次の図のようにマイクではなくマイクのアイコンの代わりにスピーカーOFFのマークが表示されていたら、他の人は音声が聞こえていて自分だけ聞こえていない可能性があります。

マイクはOFFスピーカーはONにしたいときは、一度退出して❶のステップで[コンピューターの音声]を選んで入り直すのがシンプルでわかりやすいでしょう。いちいち退出せずに設定を変えたいときは、スピーカーアイコンをクリックすればマイクとスピーカーをONにできます。手順は図中の説明を参考にしてください。

それでも音声が聞こえないよ、という場合は、PC本体の音量ボタンをチェックして、音声が出ているか確認してみてください。意外な落とし穴かもしれません。

なお、学校などで共通設定されているPCの場合は起きないと思いますが、正しく設定しているはずなのに音声関連の問題が解決しないときは、OS側のプライバシー設定が影響している可能性があります。プライバシー設定でTeamsを許可する方法はこちらの記事「Teamsでマイクが機能していない(Microsoftのサポート)」を参照してください。Mac版やウェブ版のTeamsのケースも記載されています。

最初はたくさんトラブルがあっても対処を共有すればすぐに慣れるもの。どんどん活用していきましょう!

狩野 さやか

株式会社Studio947のライター、ウェブデザイナー。技術書籍の他、学校のICT活用やプログラミング教育に関する記事を多数執筆している。著書に「デジタル世界の歩き方」(ほるぷ出版)、「ひらめき!プログラミングワールド」(小学館)、「見た目にこだわるJimdo入門」(技術評論社)ほか。翻訳・解説に「お話でわかるプログラミング」シリーズ(ほるぷ出版)。

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