Swift Playgroundsが1.5で大進化!〜LEGOのロボットをAppleのSwiftで動かすとは!
【6/6追記:新バージョンダウンロードしてみたので、キャプチャーを記事の最後に追加しました】
Appleの子ども向けプログラミング学習アプリSwift Playgroundsが、新たにver.1.5になって、6/5からダウンロードできるようになることが発表されました。
なんと、LEGOのマインドストーム(EV3)などメジャー級のロボット系デバイスを、Swift Playgroundsで直接プログラミングできるようになるのです!
Swift Playgrounds expands coding education to robots, drones and musical instruments
(日本語)
これの何がそんなに面白い展開かというと、LEGOのマインドストームも、他の今回対応が発表された他のロボット系デバイスも、もともと自分のところデバイス専用のプログラミングアプリケーションをオリジナルで作って提供しているわけです。にもかかわらず、ぐいと踏み込み「Swift Playgroundsでもプログラミングできるようになりましたよ!」というわけです。
独自のプログラミングアプリは、たいていはScratchを想起させるブロックプログラミング系のインターフェースが主流。直感的にわかるようなプログラミング方法を提供しようと、この選択をするのは当然の流れでした。
一方、AppleのiOS用アプリを作るためのSwiftという言語を学べるSwift Playgroundsは、生のプログラミングコードをそのまま触らせるのが特徴です(→詳しくは過去の紹介記事で)。
この点がScratch的なビジュアライズされたブロックプログラミングのアプローチとは決定的に違うアプローチなので、「コード触ろう!そのまま楽しく覚えよう!」という強い主張を、そのままサードパーティーのロボット系デバイスに持ってやってきたというイメージ。
Swift Playgroundsに慣れてきた側からロボットに行きたくなった子、ロボットデバイス側のビジュアルプログラミンング系アプリからステップアップしてSwiftに行きたくなった子、など、が相互に行き来できるルートが出来上がったという印象です。
リリースに掲載されている、当初対応のロボット系デバイスはこちら。
- LEGO MINDSTORMS Education EV3
- Sphero SPRK+
- Parrot’s Mambo
- UBTECH’s Jimu Robot
- Wonder Workshop’s Dash
- Skoog
どんなインターフェースで操作させるのかが気になるところですが、以下リンク先の記事写真によると、導入からプログラミングまで、とっても「Swift Playgroundsらしく」ていねいにわかりやすくナビゲートしてくれていそうです。
事前にAppleからデモンストレーションを受けている方の記事なので、参考になります。
さて、ちょっと勢力図が変わるんではないかという気がするくらいで面白い今回のバージョンアップ、楽しみです。
アメリカではすっかりメジャーなSwift Playgroundsが、もっと日本でも活用されるようになってほしいと思います!
—–【6/6 追記】—–
バージョンアップした新しいSwift Playgroundsをダンロードしてみました!
「コードを学ぼう」とは別に「アクセサリ」から各種ロボット系デバイスとの連携フォーマットが選べます。
各デバイスの「テンプレート」の方はコードの書き方を参照したり自由度の高い使い方ができそう。それとは別に「Sphero Arcade」のようにステップバイステップで学びながら想定されたモデルを作っていけるコースが各デバイスに用意されています。
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