ソニーの「MESH」が進化中!

以前イベントレポートでもご紹介したソニーの「MESH」が進化しています。

MESHは、無線でつながる「電子タグ」でIoT(モノ・コトのインターネット化)を活用した仕組みやカラクリを作れるツールです。電子タグは無線で相互につながりそれぞれ単機能(GPIOタグを除く)なので、基盤にコードをつないだりハンダ付けが……という電子工作のステップは不要。プログラムは直感的で簡単な専用アプリでやるので、これもとても敷居の低いものです。

ソニーの「MESH」が進化中!

発売当初は電子タグの種類が4種類で、
・Move(動き)タグ
・Button(ボタン)タグ
という入力系と、
・LEDタグ
の出力系、
・GPIOタグ
という入力系としても出力系としても使える拡張型のものがありました。

ここに、10月、
・Motion(人感)タグ
・Brightness(明るさ)タグ
・Temperature & Humidity(温度・湿度)タグ
の3種の新しいタグが追加されました。
これらはいずれも「◯◯が起きたら」を判断できる入力系。一気にできることが広がりました。

入力系の充実に対して、「◯◯をする」の出力系が少ない気がしますが、形のある電子タグではなく、プログラムする方のアプリにソフトウェアタグが用意されています。例えば、「マイク」「スピーカー」「カメラ」を使うと、MESHアプリが起動しているiPhoneやiPad自体の機能をコントロールできます。また、「Gmailタグ」はメールを送ったり受けたメールを判定するもあり、実はけっこういろいろなことができるのです。

そしてさらに12月、MESHが「IFTTT」というサービスに対応しました。これは、Twitter、Facebook、Instagramのような様々なウェブサービスとの連携が簡単にできる条件セット+行為セットを「レシピ」として公開してくれているものです。簡単に他サービスとの連携の仕組みを作ることができます。自分でレシピを作ることもできます。
例えば公開されているMESHのレシピには、
「Your cat tweets when it comes for a meal」
なんてものもあります。MESHのMothionタグを猫の餌の前に置いておいて、タグが猫を感知したら、あらかじめ登録しておいたアカウントから特定の文章をツイートするわけです。

静かに楽しみ方が広がっているMESH、アプリも、10月にiPadのみからiPhone、iPod Touchに対応し、12月に日本語インターフェースに対応するなど環境もより使いやすくなってきました。こうしてそろってきたら、どんどん使われていくことが大切ですね。今後どんなふうに発展していくのか楽しみです。

電子タグ、ソフトウェアタグ両方の機能はこちらのページがわかりやすいのでチェックしてみてください。メッシュアプリ:タグの紹介

狩野 さやか

株式会社Studio947のデザイナー、ライター。ウェブやアプリのデザインを中心に制作全般を担当。ライターとしては、技術書籍の他、ICT教育やプログラミング教育について執筆している。著書に技術系で「見た目にこだわるJimdo入門」、子育て系で「ふたりは同時に親になる 産後の『ずれ』の処方箋」。

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1件の返信

  1. 2017-05-20

    […] アーテックのロボット教材をはじめとしたこれまでにご紹介した教材群は、それぞれ少しずつ新しいラインナップが増え、進化を見せ、一番元気がある印象でした。また、KORGが輸入代理するLittle Bits、ソニーのMESH、など回路系、センサー系は、派手さはないものの安定的な存在感。これらは学校現場での注目度が低いように思うのですが、自分のアイディアを仕組みとして作り上げる経験ができ、図工との親和性も高いので、これからもっと子ども向けの教材としても注目されて欲しいところです。 […]

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