自宅で動物とふれあいタイム!? Google検索のAR動物を100%楽しむ方法
動物園の人気者と言えばパンダですが、ただ眺めるだけの檻の中のパンダよりも、抱き上げたりエサやりしたりできる“ふれあいコーナー”の方が、子どもたちには人気だったりもします。それならパンダとふれあえたら最高!? でもパンダは意外と凶暴だとも聞くし……。
そんな勝手な要望に応えてくれるのが、スマートフォンを利用したAR(Augmented Reality:拡張現実)。Google検索するだけで、目の前にパンダを召喚して、一緒に記念撮影もできてしまうのです。
召喚できるかな? 動物の名前をひとつひとつ検索
方法はいたって簡単です。スマートフォンで「パンダ」とGoogle検索し、情報ボックスの[3D表示]ボタンをタップするだけ。カメラが捉えた現実の空間に、実物大のパンダが現れます(※AR対応のデバイスのみで利用可能)。
我が家でも試してみたところ、すぐそばで笹をむしゃむしゃと食べるパンダに息子は大喜び。スマートフォン越しにではありますが、自然な動きを間近で観察できるのもうれしいポイントです。自由に拡大・縮小することも可能なので、人間の子どもサイズに縮小して椅子にちょこんと座らせたり、さらに縮小して“手乗りパンダ”にしたりもできます。もちろんあくまでARなので、実際にふれあうことはできませんが、カメラを通して見る限りはかなりリアル。子どもならずともワクワクドキドキしてしまうことでしょう。
Google検索で召喚できる動物は、パンダだけではありません。「Google検索 AR 動物」などと検索すれば、召喚できる動物のリストはたやすく見つけられるのですが、我が家ではあえてリストは探さずに、思いつく動物の名前をひとつひとつ検索してみることにしました。
「ペンギンは?」「次はライオン!」「牛はいるかなぁ?」
検索して「3D表示」のボタンを見つけては、動物を召喚して写真をパチリ。大きい動物も迫力がありますが、猫やウサギなどの小動物も、サイズ的に本当に家に迷い込んだような雰囲気があって、なかなかいい感じです。
犬は「犬」ではなく犬種で検索してみると、何種類か登場します。息子はおばあちゃんの家で以前飼っていたフレンチブルドッグを召喚。並んで撮った写真をLINEでおばあちゃんにも送ったところ、おばあちゃんからすぐに電話がかかってきて、「本当に飼い始めたのかと思った!」と驚かれました。
表情やポーズを工夫して、おもしろ写真を撮影しよう
Google検索のAR機能は動物だけにとどまらず、今年6月には恐竜、7月には昆虫も仲間入り。恐竜はスマートフォンの画面に収まるよう、表示の際はサイズが自動調整されるそうですが、それでもかなり大きいので、外に出て召喚するのがおすすめです。表示できる恐竜は10種類。ティラノサウルスやトリケラトプスといった人気の恐竜は当然入っているとして、他にどんな恐竜が登場するのか、恐竜図鑑を見ながら検索していっても面白いかもしれません。
逆に昆虫の場合は、実物より大きなサイズで表示できるのが魅力。昆虫の体のつくりや動きを細部までじっくり観察できるので、昆虫の絵を描くときのモデルとしても使えそうです。雑木林が近くにない都会っ子でも、自宅にいながらにして気軽に虫捕り気分が楽しめます。息子は憧れのヘラクレスオオカブトを召喚すると、興奮気味に「撮って、撮って!」と騒いでいました。
写真もただ並んで記念撮影するだけでなく、表情やポーズを工夫して撮ってみると、ぐっと面白いものが仕上がります。近所の公園でクマに遭遇して驚いている様子とか、家の中にスズメバチが舞い込んで慌てている姿、ティラノサウルスに追われて逃げまどう子どもたち……などなど、うまくいけば映画のワンシーンのようなカットが撮れるかもしれません。拡大・縮小も活用しながら、想像力を駆使して楽しみましょう。
ARを手軽に楽しめるアプリも
Google検索以外だと、「AR TOUR 〜OCEAN〜」というARアプリもあります。こちらは海の生き物に特化していて、巨大なジンベイザメから手のひらサイズのタツノオトシゴまで、計8種の魚類を目の前に召喚できます。「学研の図鑑Live」シリーズでも使用されている、専門家監修のもとに作られた精巧な3DCGが出現するので、図鑑を越えた学びにもつながりそうです。