[Raspberry Pi実践記]Raspberry Piと人感センサーで作るあいさつマシーン
はじめまして。
最近わたくし、Raspberry Piでいろいろと電子工作+プログラミングを楽しんでいます。
今回紹介するのはRaspberry Piと人感センサーを使ったあいさつマシーン。人感センサーが人を検知すると、「いってらっしゃい」とか「おかえり」とか、合成音声でしゃべってくれる機械です。
使用したのはRaspberry Pi B+と人感センサー、スピーカーです。ちなみにプログラムはシェルスクリプト。音声合成エンジンにはOpen JTalkを使っています。Raspberry Piはパソコン(OSはLinux系)なので、プログラミング言語はなんでも好きなものが使え、多彩なソフトが使えるのが利点。扱いがパソコン的なので、電子部品や回路の知識がほぼまったくなく、プログラミングの経験が多少でもあるわたしのような人間には、Arduinoよりとっつきやすいと感じます。
さて。これを玄関先に設置しておくとですね、なんとなく楽しいわけです。お子さんがいればたぶん、彼らは喜んでくれるはず。こんなかんじ。写っているのはおとなというかわたしですが。
人感センサーは人が通ったことを感知するだけで、どっちの方向に移動しているかを判別することができません(そういうセンサーもあるみたいですが一般的ではない)。
そこで、最初は「いってらっしゃい」としゃべるようにしておいて、子どもが登校したらプログラムを書き換えて、「おかえり!」としゃべるようにしていました。子どもが行くときには送り出す言葉、帰ってきたときには(わたしはそこにいませんが)出迎えの言葉をしゃべる、一見賢そうなマシンになるわけです。
まあでも、これ毎回書き換えるのはばかばかしいというか、エンジニアの名折れ感がパパのプライドを傷つけるので、午前中は「いってらっしゃい」、午後になると「おかえり!」としゃべるようにプログラムを改造。現在は、10種類くらいセリフを用意しておいて、ランダムでしゃべるようになっています。
この機械、単純ですが作ってみると意外と面白いです。当初は2、3日で解体して別の新しいものに組み替えようと考えていました。が、しゃべるというだけでなんとなく愛着が湧いてしまい、子どももなにを言われるか楽しみにしているみたいだし、引っ込めるタイミングが難しいのが難点です。