AIの技術を体感!子供向けのプログラミングツールの使い方と授業例
AIと聞くと、何をやっているのかなかなかイメージがわかないものです。そんなときは、実際に使ってみるのが一番です。
ツールと授業レポートいついて狩野がこれまでインプレスで書いた記事をまとめましたのでご紹介します。
ツールの紹介
AIのうち画像の機械学習を実際に利用できる子供向けのツールと、その学習データをScratchのプログラミングで活用する手順です。無料でウェブブラザーからすぐに使えるツールなのでぜひ試してみてください。GoogleのTensorFlowというオープンソースの技術が使われています。
画像の機械学習のコンセプトや使い道をイメージできる動画も記事中で紹介しています。まずは動画を見てリアルな世の中での使われ方をイメージするのもいいですね。
記事では、セルフレジの簡易的なモデルを作りますが、やってみると、実用的なものを作るには、どれほどのことをする必要があるか、ということがイメージできます。そこまでぜひ、学びを結びつけてみてください。
なお、画像の機械学習の手順をやりますうから、学習させていないことはAIは判定できません。期待する結果が得られないときに、「AIが間違えたー!ダメじゃーん!」と言って終わるのではなくて、そのAIの学習データを作ったのはそもそも自分であり、間違いが起きにくい学習データを作るという改善の余地が、作り手の自分の側にある、ということにもぜひ気づいて欲しいと思います。
授業事例の紹介
さらに、こちらは町田市の授業で実際にこのツールを使った授業をしたときのレポートです。子供達のチャレンジの様子がわかります。
なお、この授業の元になった指導案は、以下のサイトで公開されています。
AIの技術自体がすでに生活の中に入り込んでいるため、子ども達は、AIって不思議だな、という感覚すら持っていないということを、大人である私たちはまず理解しておく必要があるかもしれません。大人と子供で一緒に体験しながら、理解を深められるといいですね。