マイクラ(Minecraft)は教育に生かせるのか?MCEduが8/20(土)21(日)開催
Minecraft(マインクラフト、略して「マイクラ」)というゲームの名前を聞いたことのある人は多いでしょう。小学校中学年以上くらいの子どもからブームの始まる、とても人気の高いゲームです。
マインクラフトは、ごく簡単に言えば、大きめの3Dの立方体を基本としたシェイプのブロックや様々なアイテムを駆使して、レトロ3Dな空間で、建物や世界を作っていくゲームです。(↓もう少し詳しくは最下部に説明。)
このMinecraftを、単にゲームとして楽しむだけではなく、教育や学習に活用できないか?ということをテーマにしたイベントが今週末8/20(土)、21(日)に早稲田大学の西早稲田キャンパスを会場に開催されます。
「MCEdu2016」
http://www.mcedu.jp
開催場所:早稲田大学西早稲田キャンパス63号館
日程:8月20日(土), 21日(日)
料金:入場無料/カンファレンス:1,000円(税込)/ワークショップ:3,000円(税込)
主催:<MCEdu2016実行委員会>ICT/プログラミングスクール TENTO、早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所
子ども向け、大人向けのワークショップが多数用意され、20日には多くのスピーカーが登壇するカンファレンスも開催されます。ワークショップは、マインクラフトに関してネットの世界で人気と実績のある方々が講師をするだけでなく、ICT教育の実践を重ねているので有名な学校現場の先生方が講師をするワークショップもあります。
「ゲーム」であるマインクラフトを教育現場で生かせる可能性があるのか?それはどんな手法になるのか、そんなことを模索している方、興味のある方にはとても面白そうなイベントです。
子どもがマイクラばかりやって……と、困惑気味の保護者の方も、何かヒントになることが見つかるかもしれません。8/17現在、まだ各ワークショップの空きはありそうですから、夏休みのお楽しみとして、お子さんと参加して見学するのも面白いですね。
「ゲーム」とプログラミング教育は、つながるところはあっても、分けて考える必要があります。プログラミング教育とはまた別の切り口で、これだけ子どもを没頭させる「ゲーム」の手法が、教育や学習にどんな効果をもたらすか、また、マイクラならではのゲームの特徴を何か学習に生かせるのか、という視点で、いろいろな試みが行われそうで、楽しみです。
マインクラフトについて
マインクラフトは、ごく簡単に言えば、大きめの3Dの立方体を基本としたシェイプのブロックや様々なアイテムを駆使して、レトロ3Dな空間で、建物や世界を作っていくゲームです。ブロックやアイテムを掛け合わせて別のブロックやアイテムを作れる(Crafting)できるのが特徴で、その種類や手法は様々。スイッチ式の仕掛けを作れたり、村人や生き物もいたり、ワールドが複数あったり、奥深く、その全体像を話だけで理解しようとすると、なかなかわかりにくい。正直なところ私自身も全体像は把握しきれていません。
自分でやってみて、ネットや友人や本などあちこちで情報を仕入れながら、やり方自体も探索して体で覚えていくタイプのゲームのような印象です。ちなみに、平和に構築だけできるモードもあれば、敵に襲われるバトルモードもあります。
もともと、スウェーデンのプログラマーMarkus Persson氏が個人で作ったのが最初で、現在はMojangという会社が設立され開発されています(2014年にMicrosoftの子会社化)。例えば「任天堂がDSの新しいソフトを出した」という時に、パッケージソフトとして店舗で購入するのとは違って、マインクラフトは、一部を除き主にソフトとしてダウンロード購入します。「○○版」というのが多岐にわたるので、このあたりもちょと敷居が高く/わかりにく感じる理由のひとつかもしれません。
https://en.wikipedia.org/wiki/Minecraft
https://minecraft.net