おしゃれに目覚めた子どもとハサミに要注意!……このアプリが先に欲しかった

先日SNSのタイムラインを見ていたら、友人の衝撃的な投稿が……

「私が寝ている間に…髪を自分でカットしていました(嘆きの顔マーク) 」

なんと、3歳のお嬢さんが、自分で髪を切ってしまったというのです! 全体をジョキジョキというより、部分的にけっこう根元まで切ってしまっている状況と思われます。結局美容院で目立たないように整えてもらったとのこと。ほっ。

女の子は髪型に興味を持ちます。加えて、何よりハサミが楽しい年頃。この年齢で自分で髪を切ろうとするとですね、こう、なんていうか縦にハサミが入っちゃうんですね、前髪とかサイドとか。かなり、修復の難しい状況になります。実は私も、3歳の時自らヘアカットを試みたそうで、七五三の写真を見ると明らかに不自然な髪が飾り物で隠されています。

母の慌てた表情と、なぜか兄が「なんで止めないの!」的なとばっちりの言葉を投げかけられているシーンがかすかな記憶に。多分兄が母に報告しに行ってくれたのでしょうから、上の子ってつらいですね……。

自分の顔でヘアスタイリング遊び

さて、そんなオシャレとハサミへの情熱に目覚めたお子さんのいるご家庭におすすめしたいのが、こちらのアプリ。

Toca Hair Salon Me

髪型スタイリング面白アプリHairSalonMe

なんと、自分の顔写真を撮って取り込み、ヘアスタイリング遊びができます。

パーツを選んで組み合わせるとか、着せ替え人形的な遊びではありません。「道具」が使えます。

ハサミで切る、櫛でとかす、ヘアアイロンでカールする/ストレートにする、スプレーでカラーリングする、泡をつけてシャワー、ドライヤーをかける、等々の作業ができます。切り過ぎた髪は、増毛剤で伸ばすこともできるので安心。

「現実には試せないこと」が思い切りできる!

子どもには、アプリなんかでなく、何でもリアルに体験してほしい、と思います。絵を描くならやっぱり手を汚して絵の具を触った方が楽しい。

しかし、髪の毛を切るのは、どうしたってリアルに楽しむことができません。冒頭のようにリアルに楽しんでもらっては困ります。

でも、リアルにできないことっていうのは、けっこう憧れてしまうものです。そして、髪を切るという行為は、職人的で格好良く見えるもの。

そういえば、子どもの頃、私はリカちゃん人形の「おしゃれなパーマやさん」(注:パーマ屋さん=美容院)とか、プラスチックの人形の頭から粘土がにょろーっと出てきて、床屋さん気分で切れるというおもちゃに、ものすごく憧れました。

そういう「やってみたい」子どもの気持ち、このアプリならばがっちり受け止めてくれます。

自分や家族の顔でだからこそ面白い!

ヘアスタイル作りなんてつまんない! と言っていたとしても、いざ、自分の顔や家族の顔が入ったら、かなり夢中になります。

コツさえつかめば顔はけっこう自然にはまり、目と口の位置認識もされます。カットやドライヤーに合わせて、その顔が表情を変えたりするものだから、それがまた面白い。

髪型スタイリング面白アプリHairSalonMe

メガネやヒゲ、帽子などのパーツを選んで足すこともできます。気に入ったら写真を撮って、アルバムに保存。

かなりクリエイティブ

ただの遊びではありますが、点を取るタイプのゲームと違って、これはかなりクリエイティブなのが断然いい。

お母さんや、お父さんの顔をどう変えちゃうか、自分の顔をどう変えちゃうか、ちょっと「いたずら心」の効いた想像力を発揮できるところが大好きです。ごっこ遊びとは違う面白さです。

App Storeでのアプリのオススメ年齢は9〜11才と高めに設定されていますが、顔の撮影(写真選択でも可)と位置合わせだけ親がやってあげて、道具の使い方を一回一緒にやって見せてあげれば、結構小さいお子さんでも楽しめるでしょう。

大人的には、自分の顔を入れるとつい、髪型シミュレーター的に色々試したくなりますが、そういう精度はなくて、もっとキャラ的な髪表現ですので、そこはご了承ください。でも、私は初めて自分の丸刈りやモヒカンスタイルをリアルに想像することができました。

有料アプリ(iPhone&iPad400円/Android300円)ですが、この会社のアプリは子どもが使うことを考えて、外部広告やアプリ内課金が無く、そういうポリシーも好きです。SNS連携も無いので、でき上がり写真を親のSNSのアカウントに子どもが流しちゃう、なんていう心配もありません。

やっぱり本物のハサミには要注意!

これがきっかけでリアルに切っちゃう方に向かってしまうかも、という心配がなくはありませんので、そこは二重にご注意を。

実は私、まだ息子が幼い時に、一緒に工作をしながら限界を迎えて眠りに落ち、居眠りしている間に「私の髪」を息子に切られたことがあります。目立たない場所だったからよかったものの、根元からジャキっとやられていたら、悲劇でした。

切られる可能性も合わせて、「居眠りは ちゃんとハサミを かくしてから」を大切な教訓として、改めてお伝えしたいと思います。

髪型面白アプリhairsalonme
Toca Hair Salon Me

iPhone&iPad(400円)
App Storeのアプリ紹介ページ

Android(300円)
Google playのアプリ紹介ページ

制作した会社のアプリ紹介ページ
http://tocaboca.com/app/toca-hairsalon-me/

狩野 さやか

株式会社Studio947のライター、ウェブデザイナー。技術書籍の他、学校のICT活用やプログラミング教育に関する記事を多数執筆している。著書に「デジタル世界の歩き方」(ほるぷ出版)、「ひらめき!プログラミングワールド」(小学館)、「見た目にこだわるJimdo入門」(技術評論社)ほか。翻訳・解説に「お話でわかるプログラミング」シリーズ(ほるぷ出版)。

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